おすすめおもちゃ アウリス シェルズグロッケン ペンタトニック7音
子守歌がわりにも
大人の手のひらから少しはみ出すくらいの小さめのグロッケン。
附属の打棒でたたくと、なんともいい音がします。
商品名 | シェルズグロッケン ペンタトニック7音 |
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サイズ | 21×12×高2cm |
内容 | 打棒(木・ゴム各1本)付 |
長い方から順番に叩くと「あれ?なんか違う」。
レ・ミ・ソ・ラ・シ・レ・ミという5音階になっています。ちょっと聞きなれない音階ですが、不協和音が生じにくい耳にやさしい音階です。
心赴くままに、好きなように叩いてみて下さい。なんだか懐かしいメロディのように聞こえます。
「お子さんに子守歌を歌ってあげたいタイミングなんだけど、今はそんな気分にはなれない」そんな時は小さな「キレイな」音で、ゆったりゆったり枕元で弾いてあげましょう。歌を歌わなくても、オルゴールの様に素敵な子守歌代わりになります。
「間違えないように弾かなくちゃ」そんな気負いはいりません。ゆったりと眠たくなるテンポで小さな音を鳴らしてあげるだけでいいのです。
弾いているお母さんやお父さん、大人たちもゆったりとした気分になりますよ。
特に小さなお子さんには、聴かせてあげるのも大切な体験です。
1歳代や2歳代では、力加減の調節が上手くできなかったり「わざと」強くたたいたりしますが、「この楽器はこんなに優しいきれいな音がするんだよ」と繰り返し見せてあげることで、少しずつその音に近づけるべく力の調節ができるようになります。
机の片隅やいつでも見えるところに置いて、音楽のある暮らしをぜひお楽しみください。(の)
この不思議な5音階についてもう少し
この音階はペンタトニックと呼ぶこともあります。
日本本州での民族音階(大和音階)も同じ配列の「ヨナ抜き音階」。
ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シの4番目と7番目を抜いた、ド・レ・ミ・ソ・ラが大和音階です。(シェルズグロッケンの場合は、ソから始まるト長調の4番目、7番目を抜いています。)
日本の民謡や童謡の多くや、演歌やヒットソングの一部にはよく取り入れられているので、5音階でも弾ける曲はそこそこあります。
例えば「ぞうさん」「チューリップ」「うみ」「蛍の光」ヒットソングの「上を向いて歩こう」の出だしの部分(サビの部分は弾けません)など。
(の)は「デタラメという訳でもない音階なんですよ」というご紹介がてら弾いてみることはありますが、やっぱり思いのままに弾く方が楽しい、と思っています。
ただ、小学生のころの体験から「音楽」というものにコンプレックスのある店長は、練習の結果「ぞうさん」が弾けるようになり、それがとても嬉しかったとのこと。この時すでに50歳近かったと思います。
長年の負い目から少し解き放たれて「自分でもできる!」と嬉しくなったと語っていました。音盤が少ないので「鍵盤のある楽器はムリ!」という方でも取っつきやすいのだなあと思いました。
同じメーカーの「アウリスグロッケン」シリーズにも、ペンタトニック音階のものがあります。こちらは「音盤」(金属部分)は同じものを使っていますが、台座の形が異なります。
シェルズグロッケンは平ぺったい台なので、残響音と呼ばれる音の響きがかなり短めです。大人の耳にはちょっと物足りなく感じるかもしれません。
まだ発達途中にある小さなお子さんや、疲れた心にはこの音の重なりが「うるさく」感じるかもしれません、シェルズグロッケンの1音1音がはっきりとすっきり聞こえるのが負担なく楽しくお遊びいただけるのではないかと思います。
長く(10年ほど)使ったり、他の方から譲っていただいたりした時に、音の響きが美しくなく感じることがあります。これは音盤を止めている釘にまかれたゴムの劣化が原因です。
このような場合はご連絡いただけましたら、ゴムのみのお渡しができます。お気軽にお申し付けくださいませ。