2015.02.11 ドイツの旅13 メッセ会場より

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 おもちゃ屋としては、他の店にはないものを見つけて仕入れる楽しみが最大限味わえるのが、このメッセ会場と言えると思います。おもちゃ好きのお客様の顔を思い浮かべながら、「あのお客さんコレ絶対買うよね~」とか言いながら発注出すのの楽しいこと。
 このリプコフスキーの馬と我々が呼んでいる、4本足で坂道を下りてくる動物たちを初めて見たのは何年前だったでしょうか。ホントにちっちゃなブースでご夫婦2人で出店しておられましたが、何とも言えない素朴な仕上がり具合と、「なんで日本人はこれを欲しがるんだ?どこがいいのか?」などとおっしゃる飾らないお人柄がまた魅力でありました。
 その後何度か違うルートで日本に紹介されるようになって、「悪いけどお前のとこには出せない」と云われたこともありました。
 
 今回の旅の一行には、個人で大量のおもちゃを収集しておられ、この4本足シリーズも大好きで既に沢山お持ちの方もおられて、会場で感激のご対面の後、さらなるご注文をいただきました。

 いつも一緒のご主人はどうしたんですか?と尋ねてみたところ、「こういう場所は嫌いでついてこなくなった」とのお返事でした。確かに、見るからに職人気質でぶっきらぼうなご主人で、この人ならこのおもちゃ作るなと感じさせてくれるものがあって、ご夫婦二人でいると、お客さんをほっといて二人で云いあいを始めたりなさるのがまた絶妙だったので、ちょっと寂しかったですね。

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カテゴリ:ドイツおもちゃの旅